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病気や軽いけがの時など最初に受診し、初期診療(プライマリーケア)を受ける診療科です。手術を中心とした外科に対し、薬などによる内科的な治療を主とします。風邪や腹痛、頭痛など日頃のちょっとした症状から、内科的疾患の治療や診断、病気予防のための生活指導などを通して、身心の状態を全身的に把握し、その人にとって適切な医療を選択する「かかりつけ医」としての役割をもちます。
★頭痛、風邪、その他全身にわたる各症状、疾患など
主に、神経に関する病気を内科的に治療する診療科です。神経つまり、脳とそれに付随する筋肉に生じる病気が対象です。重篤とされるのは脳と脊髄からなる中枢神経に起因するものです。他に中枢神経から細かく枝分かれする末梢神経(脳・脊髄神経、運動神経、感覚神経、自律神経)や筋肉に生じる、炎症や変性、腫瘍、血管障害などがあります。
★頭痛、てんけん・けいれん、パーキンソン病など
喉頭、気管、気管支、肺、そして肺をつつむ胸郭や胸膜など、呼吸器にかかわる疾患を専門的に治療する診療科です。呼吸に伴う症状(痰や咳、喘息や、息切れのするなど)を生じます。肺炎など、空気中のウィルスなどを起因とするものは、感染性をもつことが特徴で、抗生物質の効かない耐性菌により生じる日和見感染などは高齢者などに多くみられます。
★喘息、肺炎、気胸、肺結核など
口から食道、胃、腸、肛門まで約9mの消化管と、これに付属する唾液腺や肝臓、膵臓などに生じる疾患を対象とした専門科です。胃や腸などの病変に対しては、胃や十二指腸の内視鏡検査がその診断に大きく役立ちます。一方、肝臓や膵臓などの診断には、血液検査やエコー(超音波検査)、CTやMRIなどの画像検査が多く用いられます。
★食道炎、胃・十二指腸潰瘍(かいよう)、胃がんなど
消化器科のうち、胃や腸に特化した専門科です。現在、胃や腸の疾患に対しては、胃のレントゲンや内視鏡による検査や治療が主体となっており、比較的早期の診断と治療が可能です。胃腸科疾患の多くは、普段の食生活やストレスなど日常生活が大きな起因とされています。早期発見による治癒率が高いため、定期的な検診を心掛けておくとよいでしょう。
★胃・十二指腸ポリープ、慢性肝炎、大腸がんなど
循環器とは、血液が体を循環する際の道筋となる、主に心臓、そして血管、リンパ系統のことをいい、この循環器に関する病気の診断、予防や治療をする専門科のことです。その多くは、長期にわたり定期的な治療や検査、また血圧のチェックなど自己管理を必要とします。心臓の一般検査には心電図や心エコー(心臓超音波検査)、トレッドミル検査(運動負荷心電図)などがあります。
★高血圧、不整脈、狭心症など
放射線を用いて行われる診断と治療を専門とする診療科です。単純X線やCT検査、MRI検査、核医学、血管造影、超音波、マンモグラフィ検査などにより検査を行い、その画像を用いて診断を行います。放射線療法とは、その侵襲性の少なさを利用して、悪性の腫瘍などに対し一定量の放射線を浴びさせる、がん治療のことをいいます。
★胃がん、前立腺がん、乳がんなど
食べ物、住宅環境、金属、動物など、いろいろなアレルギー物質により、目や鼻、耳、皮膚、気管、気管支などに様々な症状がでる疾患を対象とする診療科です。アレルギー反応を起こしやすい体質をアトピー素因といい、その体質は遺伝する傾向があります。アトピー性皮膚炎、またスギやヒノキによる花粉症などがよく知られています。
★気管支喘息、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹など
病巣の除去や傷ついた臓器の修復といった、手術を中心とした治療を主とする診療科です。薬を中心とした内科的な治療に対し、切除や縫合など主に外科的な治療を必要とする疾患を対象とします。単純に外科といっても、消化器外科・心臓外科・呼吸器外科・脳神経外科・整形外科など、その特殊性から各分野に分かれています。
★キズの処置・縫合、おでき、ポリープの切除、その他全身にわたる各症状、疾患など
骨格・関節・筋肉・神経など運動器系統の機能障害の予防・治療を行う外科の専門分野を整形外科といいます。病気やケガを治すだけでなく、リハビリテーションといった、運動機能の維持・回復を目的とした訓練や治療を行います。また、神経痛、リウマチなどの痛み全般、しびれや麻痺に対しての診察や治療を行ないます。
★関節痛、捻挫、骨折、リウマチなど
形成外科は再建と美容の二つの分野にわかれます。再建とは、主として体の表面に生じる組織の異常や変形、欠損などを対象に治療するものです。けがや火傷などの外傷や先天奇形のなど、多くは先天的要因や病因があります。対する美容は、外見上の問題から手術を行うものです。 多くは病因がなく美容上のものなので、保険外診療となります。
★火傷、口唇裂、先天奇形など
外見上の問題から、外科的な処置や手術を主として施す診療科です。目や鼻のかたちを整えたり、しみやしわを目立たなくするためのレーザー治療や、脱毛、皮膚をきれいするための美容成分の注入、脂肪吸引や豊胸手術とその範囲は全身におよびます。若々しさを求めるアンチエイジングは医療の分野でも注目されているようです。
★シミやソバカス、シワ、たるみなど
脳神経外科とは、脳と神経系(主に脊髄、末梢神経)に生じる疾患全般を対象とし、外科的な治療や手術を専門とする診療科です。脳の神経系が関連する、顔面神経痛(三叉神経痛)や顔面けいれんなども含まれます。脳の検診を目的とした脳ドックなど、MRIやCTなどの画像検査がその診断に役立てられています。
★脳梗塞、脳卒中、アルツハイマー(脳萎縮性痴呆症)など
呼吸器は「呼吸」、つまり体内に酸素を取り込み、二酸化炭素を吐き出すという、体内のガス交換を主な役割とする臓器です。その呼吸器(喉頭、気管、気管支、肺、そして肺をつつむ胸郭や胸膜など)に発症した病気の中でも、手術を中心とする、外科的な疾患を対象とした診療科をいいます。
★血気胸、縦隔腫瘍、肺がんなど
循環器とは、主に心臓、そして血管、リンパ系統のことをいいますが、そのうち、心臓と血管に特化した外科の専門科です。つまり循環器に発症した病気の中でも、手術を中心とした治療を必要とする疾患を対象とします。この分野として、心臓バイパス術や、冠動脈ステント植込み術など専門性の高い手術が行われます。
★動脈瘤、心筋梗塞、心臓弁膜症など
一般的にリウマチと呼んでいますが、正式には慢性関節リウマチといいます。リウマチの他に、自己免疫疾患といわれる、全身性エリテマトーデス、結節性多発性動脈炎といった筋肉や骨に炎症や変形の生じる疾患を対象とします。この症状がよく似た疾患を分類して膠原病(こうげんびょう)と呼び、これらの症例を専門としているのがリウマチ科です。
★慢性関節リウマチ、強皮症、皮膚筋炎など
運動や言語機能などの障害を有している方を対象として、医学的リハビリテーションを実施する専門の診療科です。運動機能の維持、回復や、日常生活が送れるようにするための訓練を行います。筋力や間接可動域の維持回復をはかる理学療法、また作業療法や言語療法が行われます。
★神経筋疾患、骨関節疾患、脳血管障害など
手術時の麻酔を専門に行う診療科です。手術の内容により、術中の血液・呼吸・水分バランスなどを充分に考慮して行います。また麻酔の分野でペインクリニックといい、日常生活上での苦痛と感じる痛みを取り除いたり、緩和する目的で治療を行うものがあります。これは現在「ペインクリニック科」として別の専門分野として分類されています。
★腰椎麻酔、胃切除術での全身麻酔など
精神機能の障害やストレスが原因であらわれる心の病気が対象で、うつ病や神経症(心が原因で心に症状が出る)などを専門とする診療科です。神経症には、何度も手を洗わずにはいられないといった脅迫観念や、焦燥感、不安感などの症状があります。カウンセリング、精神療法や薬物療法を行います。精神科の別名と考えるとわかりやすく、精神科を標榜するところもあります。
★脅迫神経症、視線恐怖症、うつ病など
精神の病気を専門とした診療科です。不安、不眠、イライラ、抑うつや幻覚、幻聴、妄想など、心の症状、心の病気を対象とします。脳や神経には炎症、変形などの異常がなく、心理的な面が「訴え」として症状に強く表れる病気です。これは病気として、薬物治療など内科的治療が行われます。神経科を標榜するところもあります。
★うつ病、躁うつ病、神経症など
心身症という、ストレスが関与する内科的疾患を対象とします。精神科との違いは、精神障害に伴い、心理的な面での訴えが強くでる場合は精神科であり、腹痛、吐気、動悸など身体的症状としてあらわれる場合は心療内科の分野です。心療内科では、心の症状をまず、体の部分から内科的に診療します。
★ストレスからくる頭痛、腹痛などの症状、登校拒否、育児ノイローゼなど
妊娠検査、妊婦検診、分娩を行う産科と、女性特有の病気の治療やケアにあたる婦人科、どちらの領域も合わせもつ専門科です。女性の妊娠・出産に関するのが産科とすれば、婦人科は、あらゆる世代の女性対象とし、女性の体全般を心身ともにケアする役割をもちます。産婦人科は出産も含めて女性のからだを全般的にみる総合的な診療科です。
★異常分娩、月経困難、子宮内膜症など婦人科疾患全般
妊娠から出産まで、妊婦および新生児を対象にケアするのが産科です。赤ちゃんができたとわかった時から生まれるまで、母体の経過や胎児の発育を、血液、エコー(超音波)検査など、定期的な健診でチェックします。出産までにトラブルが生じた場合に、必要な治療や指導を受けます。妊娠してから出産までの健康管理など、心身のケアを含めたアドバイスが行われます。
★妊娠中毒症、流産、異常分娩など
女性特有の病気の治療や症状に対するケアを行います。女性の生殖系(子宮、卵巣、卵管、女性性器など)疾患をはじめ、思春期の悩み、避妊や不妊症、更年期障害といった、各世代における女性特有の疾患やトラブルを対象とします。女性の妊娠・出産に関するのが産科とすれば、婦人科は女性の体を全般的に診療し心身ともにケアする役割をもちます。
★月経異常、子宮内膜症、性感染症など
小児に関する、主に内科的な疾患全般を診察します。新生児から 15歳くらいまでの小児が対象です。小児は病気の箇所や状態など正確に判断することができません。子どもの不調なサインを感じたら、症状の生じた部位に関係なく、小児科に相談できます。小児科は、子どもの体全般をケアし、健やかな成長と発育をたすける小児の専門科です。
★風邪、麻疹、その他全身にわたる各症状、疾患など
小児を対象とし、手術を中心とした外科的な治療を行います。症状の生じた部位に関係なく、総合的に診療されます。またこどもは大人に比べ、あらゆる臓器が発育の途中にあり、機能が未成熟です。くすりの量などひとつでも大人と同じにはいきません。それを充分に配慮して治療や手術が行われる、小児の専門科です。
★ヘルニア、急性虫垂炎、小児がんなど
眼の異常には近視や遠視、老眼などのように“物が見えにくい” ものから、眼の疲れや違和感、かすみや、出血、痛み、また異物が見えるといった、“見え方の異常”など、その症状は様々です。その眼のトラブル全般を対象とし、治療するのが眼科です。メガネやコンタクトを作るための視力検査やアドバイスも行っています。眼に関する検査から治療、手術までを行う専門科です。
★近視、老眼、結膜炎、白内障など
耳鼻咽喉科とは、文字通り「耳」「鼻」「のど」「頸部」の疾患を対象とする診療科です。つまり、視覚を除く、聴覚、味覚、嗅覚、平衡感覚(内耳の三半規管)に関わります。めまいなどの症状は内耳の異常により生じます。口腔や頚部(首)、また甲状腺(ホルモンを分泌する器官)や耳下腺、顎下腺(唾液腺)も範囲に含まれます。
★鼻炎、難聴、メニエール病など
気管は呼吸器の、食道は消化器の一部ですが、咽頭、喉頭を介して解剖上近い位置にあります。呼吸や嚥下(飲み込む)に関与する「気管と食道」に生じる疾患を対象とする専門の診療科です。気管支や食道の異物、腫瘍や、長びく咳、痰、のどの違和感などの症状があります。
★アレルギー性気管支炎、食道がん、咽頭喉頭がんなど
主に、いわゆる「性感染症」を治療対象とした診療科です。男性性器に関する疾患は、主として泌尿器科の分野になります。泌尿器科は「尿の経路にかかわる臓器、および男性生殖器」を主に扱う診療科で、女性性器に関しては婦人科で診察します。性病に関しては皮膚表面の疾患として皮膚科で診療されることもあります。
★性器ヘルペス、膣カンジダ症、梅毒など
肛門は消化器の一部ですが、その消化器科のうち、肛門に特化した診療科です。外科に属し、肛門に関する疾患を対象に、診察から治療、手術まで専門的に治療を行います。肛門に関連する科目としては、大腸肛門科や直腸肛門科、肛門外科、直腸肛門外科など、その特殊性から科目の名称は実に様々です。
★痔核、痔ろう、裂肛など
泌尿器を中心に取り扱う専門の診療科です。腎臓や尿管、膀胱、尿道などの尿路系、または副腎等の内分泌系、睾丸、副睾丸、精索など陰嚢内臓器、陰茎、前立腺などの男性生殖器系(女性生殖器系は含まれない)疾患の診断と治療を行います。
★前立腺肥大症、排尿障害、腎臓病など
皮膚科は、目に見える範囲の皮膚や粘膜に関する、全身の病変ほぼ全てを対象とします。性病に関して、その症状には排尿時の痛みや湿疹など皮膚症状を含むため、皮膚科と泌尿器科、2つの機能のあわさった診療科として標榜されています。皮膚と泌尿器に関する疾患、性感染症がその領域です。
★尿道炎症、前立腺炎症、性感染症など
皮膚科とはその名の通り、皮膚に関する疾患を対象とした診療科です。皮膚科では、顔や手足、体といった全身、そして口の中なども含めて、目に見える範囲の皮膚や粘膜に関する、病変のほぼ全てを対象とします。また、皮膚の付属器といわれる、爪や髪なども範囲に入ります。外界からの刺激を受けやすく、季節環境が病気の発生に影響します。
★湿疹・かぶれ、やけど、化膿など
歯科治療の領域は、歯、歯肉(歯ぐき)を中心に、上下のあご、それをつなぐあご関節までです。歯科は、歯の治療や予防にプラスして、歯並びや噛み合わせのわるさを矯正する「歯列矯正歯科」や、歯の美しさを目的とし、歯のクリーニングや口臭対策などを行う「審美歯科」など、より専門に特化した科目があります。
★虫歯、歯肉炎、歯周病など
矯正歯科とは、一般的に、歯列の異常を矯正することを専門とする科をさします。単に見かけ上のきれいさではなく、歯を中心としたそしゃく器官、顔の形、機能の回復をはかり、かみ合わせ、発音、全身の健康に影響をおよぼす症状を改善します。自費診療が基本となります。
★乱杭歯、噛み合わせズレ、受け口など
小児の歯の治療と予防に特化した診療科です。子どもの成長発育を考慮して、子どもの虫歯と歯周病の治療、予防を行います。将来にわたる健康な歯を守るため、乳幼児期の歯磨きなどはとても大切とされ、こどもとお母さんを対象に、歯磨き指導などの歯に関するアドバイスも行います。
★乳歯の虫歯、歯周病、歯肉炎など
虫歯や歯槽膿漏、入れ歯の治療だけでなく、口の中に発生する様々な疾患を対象にした診療科です。唾液腺、顎骨、顔面、上頚部など、口の周囲の組織に生じる疾患、また、口の中に起因する全身疾患など、歯と周囲組織の全般にわたり、外来治療から、入院、手術までその診断と治療を行います。
★外傷、顎関節症、良性腫瘍など
ペットなど動物に対して治療を行う専門の病院です。一般的に人間の病院のように科目ごとの区別は無く、外科や内科、歯科的な治療から、放射線治療など高度な治療を行うこともあります。診察対象の患畜は犬、猫など小型哺乳類が多いようですが、獣医師によって扱える患畜の範囲があるため事前に確認することが重要です。
★動物全般の病気、避妊手術、予防接種など